3分で読む!「ウラニアン占星術」シンプル占読法

ミネルバのふくろうは、今日も黄昏時に飛び立ちます。
こんばんは。
前回記事では『逃げ恥』初回放送のイベントを、
ウラニアン占星術のチャートで読んでみました。
月は、金星とポセイドンのミッドポイントでした。
ポセイドンは理念、金星は愛、つまりプラトニックラブ、
純愛で、月の女性のハートをつかみます。
MCは、木星とノードのミッドポイントでした。
ノードは視聴者、木星はヒット、MCはイベントの本質ですから、
この放送開始が視聴率アップを狙えるイベントだとわかります。
月とMC。
この二つのミッドポイントを読むだけでも、
そのチャートの本質を短時間で端的につかむことができます。
ウラニアン占星術の主な技法はハウスを使いません。
それどころか、サインも使わないのです。
情報を逆に絞って、なおかつチャートの本質を端的につかむ。
この読み方は現代的で、また直観的な理解が得られる技術です。
ウラニアン占星術は初心者には近寄りがたい、
難しいイメージがあるかもしれません。
ですが実際に使ってみると、
限られた時間の中で、人物やイベントの特徴を瞬時につかめる、
とても実用的な方法だと実感することができるでしょう。
<MCを読むだけでチャートの本質を知る>
今回は、ウラニアン占星術の特徴をシンプルに知る内容です。
ウラニアン占星術では、
MCを、特にチャートの本質が表れるポイントとして重視します。
では、MCを読むだけでもチャートの本質を読めるのではないか?
そんな趣向で、今回はMCだけを読んでみる内容にしてみました。
題して、『3分で読む!「ウラニアン占星術」シンプル占読法』です。
<ドラマ『半沢直樹』ヒットの本質と条件を読む>
今回も『逃げ恥』と同じく、ドラマのチャートを読んでみましょう。
下は、2013年7月7日21時00分が初回放送のドラマ、
『半沢直樹』のチャートです。
最高視聴率45.5%を記録した、ダントツヒットの本質を
このドラマのチャートのMCだけから読んでみましょう。

前回と同じく、ウラニアン占星術のチャートは、
アストロドットコム(astro.com)から表示しています。
アストロドットコムのウラニアン占星術のチャート表示方法は、
「『逃げ恥』を無料のウラニアン占星術チャートで読んでみました」
に記載していますので参考にしてください。
MCを読むには、二つの手順があります。
一つ目は、MCを中心に16分割した度数にある惑星を読む方法。
二つ目は、MCが中心になるミッドポイントを読む方法です。
一つ目のチャートを16分割する方法については、
説明し始めるとかえって難しい話になるかもしれませんが、
ハーモニックの考え方と基本は同じです。
ウラニアン占星術では、主に90度ダイヤルを使います。
これは、ハーモニック4での表示です。
ウラニアン占星術は、90度ダイヤルをさらに16分割して、
5.625度ごとに位置する惑星も同じ本質を持つとみなします。
90度、ハーモニック4の16分割ですから、
4×16=64、ハーモニック64で重なる惑星まで、
同質だとみなすわけです。
考えを説明すると難しくなりますが、手順はシンプルです。
あらかじめ16分割した位置ごとに点を書いた円を用意します。
その円をチャートに重ねて、点をMCに合わせます。
16分割した点に重なる惑星があるか、目視で判断するだけです。
円を重ねただけでわかる、視覚的で直観的な判断方法です。
あらかじめ円を用意して目視するなら、1分ほどで判断できます。
どの範囲までオーブを設けるか、いろいろ考えはありますが、
1度までの範囲が妥当ではないでしょうか。
『半沢直樹』初回放送時のチャートで、
MCの16分割の度数に位置する惑星(ポイント)は、
アリーズ・ポイント、冥王星、ヴァルカヌス、アポロン、ノード、
です。
アリーズ・ポイントとノードで、視聴者の支持を確立します。
アポロンが商業的な成功をもたらします。
冥王星とヴァルカヌスが、挑戦的なセリフで日々のストレスを発散します。
「やられたらやり返す、倍返しだぁ~」が、これを象徴しています。
そのほか、木星とハデスがピッタリ重なることが見て取れます。
『逃げ恥』の初回放送チャートでも、木星とハデスが重なっていました。
ハデスは秘密ですが、それを明らかにすることが癒しにつながります。
『半沢直樹』は銀行の不正を、『逃げ恥』は恋心を明らかにします。
気づかない隠れた秘密を明かすことが、世相にヒットする条件のようです。
次に、MCが中心になるミッドポイントを読んでいきます。
下は、MCのミッドポイントを図示したチャートです。

MCは、次の惑星(ポイント)とミッドポイントです。
まず、アリーズ・ポイントとノードです。
視聴者からの人気を揺るぎないものにします。
金星と木星、太陽とアポロンが、成功をもたらします。
金星とハデス、土星と冥王星が、体制への挑戦を象徴します。
「クソ上司め、覚えていやがれ」がキャッチコピーでした。
このように、MC一つを読むだけでも、
ドラマ『半沢直樹』ヒットの本質と条件が見て取れるのです。
<2017年春分図をウラニアン占星術MCだけで読む>
それでは、2016年も終盤を迎えたところで、
来年2017年はどんな年か、同じようにMCだけで読んでみます。
下は、2017年のアリーズ・イングレス、春分図のチャートです。
データは、2017年3月20日19時28分、東京です。

まず、MCの16分割度数の惑星(ポイント)を読んでいきます。
天王星がMCにピッタリ重なります。
突発的な出来事、変革を予感させます。
さらに、ヴァルカヌス、ノード、アリーズ・ポイント、
太陽、水星が、16分割度数に位置します。
ノードとアリーズ・ポイントが後々まで語り草になるような、
歴史的な一年になることを、告げています。
ヴァルカヌスはまさに震撼です。水星の通商面かもしれません。
そのほか、月と土星、木星とアセンダントが重なります。
アセンダントは環境です。
世界経済は成長しても、一般庶民には負担がのしかかりそうです。
次に、MCが中心になるミッドポイントを読んでいきます。
下は、MCのミッドポイントを図示したチャートです。

MCは、次の惑星(ポイント)とミッドポイントです。
まずMCと天王星は、ヴァルカヌスとゼウスのミッドポイントです。
天王星 = ヴァルカヌス / ゼウス
ヴァルカヌスもゼウスも、強烈なエネルギーを放出しますので、
この組み合わせは、危険を暗示する物騒な出来事が予感されます。
ウラニアン占星術はこの組み合わせに、
「爆発」または「戦争」という意味を与えています。
実際に戦争が起きるかどうかはともかく、
国内を震撼させるような出来事が起きる可能性が予想されます。
火星とクロノスのミッドポイントは「警察」を意味します。
政府の自己防衛力も象徴するでしょう。
ハデスとポセイドン、海王星とノードのミッドポイントは、
独善的な考えや主張、また世情の不安定が予想されます。
いたずらに不安を煽るわけではありません。
しかし、チャートから不安定さは容易に予想されるので、
大きな混乱に繋がらない年であることを祈りたいと思います。
さて、ウラニアン占星術の講座を、
2017年も引き続き行います。
次回は、特に入門者向けの内容を予定しています。
ウラニアン占星術を基本から学びたい方、興味を持たれている方、
この機会に学ばれてみませんか。
基本編なので、いつもより参加費も低めに設定しました。
皆さまのご参加をお待ちしています。
*************************************
日時 2017年1月28日(土)
18:30~20:30
場所 「JR恵比寿」駅近くのカフェ
参加費 5000円
*************************************
参加申し込みや、場所の詳しい案内は次をご覧ください。
おーぷん・ざ・せさみず
http://sesamis.jimdo.com/
↓今回もご愛読ありがとうございます。応援いただきありがとうございます。

にほんブログ村