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赤緯シンボルを翻訳作業中です

ミネルバのふくろうは、今日も黄昏時に飛び立ちます。

こんばんは。
このところ記事更新ができず、長らくお待たせしています。

気軽に始めてみた、赤緯(Declination)の研究にかかりっきりになってしまい、
相性の記事更新に、なかなか時間が割けない状態です。

ですが、赤緯(Declination)は未開拓の分野で、研究者も少ないだけに、
何らかの形でまとめて発表したいと思っています。

ところで、なぜ、赤緯(Declination)なの?
と、思う方もいるでしょう。

ここで少し解説すると、まず、特徴の分かりやすさがあげられるでしょう。
ひとつは、アウト・オブ・バウンズ。

黄道面の赤緯、23.26度を超える赤緯度数が、アウト・オブ・バウンズです。
アウト・オブ・バウンズの惑星は、その人の才能と特徴が出ていて、とても面白い。

手塚治虫さんの出生図では、
月の赤緯が北緯26.16度、金星が南緯23.30度、火星が北緯24.11度。

何と!天体3つもアウト・オブ・バウンズ。こんな配置は、そうありません。
感性の月と芸術面の金星で才能を発揮し、火星でモーレツに仕上げる。
まさに「マンガの神様」たらしめる配置だと、思いませんか?

霊力の強さは月の位置に表れます。
出口なおさんの出生図は、月が北緯23.48度。
出口王仁三郎さんの月が、南緯23.39度のアウト・オブ・バウンズです。
そして、二人とも遠日点リリスが、アウト・オブ・バウンズです。


また、月の赤緯の動きは株式や不動産、経済の変化と関連性がとても強い。
いえ、株式不動産の上昇と下落は月の赤緯を投影している、と言っていいくらいです。

オイルショック、バブル崩壊、リーマンショックは、なぜ18年周期になるのか。
月の赤緯サイクルを研究すると、経済は理論的で合理的な行動よりも、
人々が時代の熱狂的な雰囲気に動かされる結果だ、とよく分かります。

ところで、赤緯の度数には何か意味があるのでしょうか?
黄経一度ずつに割り当てたサビアン・シンボルのようなものはないのでしょうか?

・・・・・・・

それが、赤緯にもシンボルを割り当てた人がいました。
イギリスのアストロロジャーとヒーラーが、サイキックなビジョンを得て、
詩文にすることができました。

これは「シャーマニック・シンボル」と名づけられています。
一度のシンボルの文章が10行以上になっていることも多いので、
シンボルというよりもポエム形式の解説に近いかもしれません。

北緯が1度から24度までの24のシンボル、
南緯が1度から24度までの24のシンボルで、合計48のシンボルと、
アウト・オブ・バウンズの度数も入れた構成になっています。

48という数字に引っ掛けて、赤緯はDeclinationだから、
シンボルを個人的に「DCL48」と呼んでいますwww

シンボルの文章は、
1度のイメージが開始、2度のイメージが五感と感覚など、
数の原理に共通した内容になっています。

例えば、北緯2度の「シャーマニック・シンボル」は、こんな具合です。



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シャーマニック・シンボル 北緯2度

亀がゆっくりと水から這い上がり、甲羅から五粒の水滴が滴り落ちます。
どの水滴も黄金色をしていて、重さがあります。
水滴が滴った地面には、美しくてそれぞれ異なった木が芽を出します。
これは人間に贈られた五感という特別な木々です。
それぞれの木から摘むことで、私たちは次々に見て、聞いて、味わい、触り、
匂いをかぐことができるのです。
圧倒されるような匂いは催眠性があり、私たちは深い眠りに落ちています。
あたかも魂が地球に引き込まれているかのように、私たちは堕ちています。
頭上では私たちの夢を仕立てるため、鮮やかな色の網の目が廻っています。
夢の中では他にも贈り物が差し出されていることに気づいていますが、
掴もうとしていながら、それが何であるかも私たちは憶い出しません。
もし存在の中心を探る道を求めるなら、失くしたように思えていたものが、
すぐ手の届くところにあったことに気づくのです。

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春分点から2番目のサイン、牡牛座が五感との関係が強いように、
北緯2度のシャーマニック・シンボルも、五感と五感のとらわれがテーマになっています。

この「シャーマニック・シンボル」を、北緯1度から順番に翻訳中です。
著作権についても考慮しながら、翻訳完了後に発表するつもりです。

ヨコ(黄経)のサビアン・シンボルと合わせて、
タテ(赤緯)のシャーマニック・シンボルが加わることで、
占星術のさらに深遠な解釈が可能になるでしょう。

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プロフィール

茜鳥ジュン

Author:茜鳥ジュン
西洋占星術研究者。西洋占星術と人間関係の関連を研究し、プログレス・シナストリに出会う。プログレス・シナストリに、恋愛の始まりと終わりがはっきり示されていることに魅了され研究している。
著書は『恋愛占星術プログレス・シナストリ入門 すてきなパートナーを見つけたいあなたに』(Kindle版)。日本でこの技法を初めて紹介した著作。
中学で雑誌「コズモ」を購読、大学で各精神世界研究会に参加していたので、超常現象やスピ歴は40年以上になる。

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