7年目の危機?ハイディ・クルムとシールの相性を占星術プログレス・シナストリでみました(1)
ミネルバのふくろうは、今日も黄昏時に飛び立ちます。
こんばんは。
6月6日はヴィーナス・トランジットの日でしたが、こちらはあいにくのお天気。
肉眼で観察することはできませんでした。実に残念!
<金星の般若心経>
ヴィーナスと言えば、私が紹介しているこのプログレス・シナストリも、
進行の金星がカップルにどんな役割をしているか、その事例集のようなものです。
シナストリ、二重円は出生図同士の組み合わせですが、
プログレス・シナストリは、進行データを追っかけていくので、その分手間がかかります。
進行データを拾いつつエクセルに入力していく作業に没頭していると、
これは般若心経を写経しているようなものかもしれない、と思うことがあります。
マーラーの交響曲第10番は、金星の雰囲気にフィットしていると思うので、
これを聴きながら作業していると、まさに金星を題材にした般若心経だなと感じます。
進行の金星を追い続けていると、いつの日か金星が口の中に飛び込んできたりして??
それまでは金星データを拾いつづける、ヴィーナス・スナイパーな日々が続きそうです。
<結婚7年目の危機ジンクスを検証する>
さて、今回からはハリウッドカップルを取り上げていきます。
このところ、結婚7年目にして離婚してしまう、ハリウッドカップルが相次ぎました。
結婚7年目は、何かのジンクスがあるのでは?と、噂されているほどです。
7年目で離婚したカップルには、どんな天体の働きがあったのでしょう?
どんなふうに、カップルの相性が変わっていったのでしょう?
そんなケースこそ、プログレス・シナストリの本領が発揮されるところです。
プログレス・シナストリを使って、7年間の相性の変化をみていきます。
では、7年目の危機シリーズ。
その第一回目は、アツアツなシーンを何回も披露してくれた、
ハイディ・クルムさんとシールさんの相性です。
<指折りのおしどり夫婦で有名>
ハイディ・クルム(Heidi Klum)さんは、ドイツ出身のスーパーモデル。
面白半分で応募したモデルコンテストで優勝したことから、モデル活動へ。
ヴィクトリアズ・シークレットの元契約モデルとしても有名です。
シール(Seal)さんは、ロンドン出身のソウル・ミュージシャン。
シングル曲が映画『バットマン・フォーエヴァー』で使用され大ヒットに。
1995年度のグラミー賞でRecord of the Yearなど3部門を受賞しました。
二人は、2003年にニューヨークのホテルで出会い、交際が始まりました。
2005年に結婚、ハリウッドカップルの中でも指折りのおしどり夫婦として有名でした。
ところが、今年2012年1月に離婚が報道されて、ショックも世界中を駆け巡りました。
二人の出生データは、次を使っています。
ハイディ・クルムさん 1973年 6月1日12時00分(時間不明)
ベルギッシュグラッドバッハ
シールさん 1963年2月19日 12時00分(時間不明) ロンドン
<ファッションモデルになるために生まれてきた>
最初に、四区分、三区分で、二人の全般の相性を見てみましょう。
下の表は、14点法(14 point scale)を使った、二人のエレメント表です。
14点法は、トレーシー・マークスによるものです。
天体以外にアセンダント、MCも加え、全体の合計数14点で評価します。
エレメント、クオリティの特徴が、よりはっきりと出ます。
ハイディ・クルムさん、シールさん二人とも、
出生時間が不明なので、アセンダント、MCを計算に入れず、12点になります。
シールさんの太陽は魚座0度、月は山羊座1度です。
出生時間が不明なので、太陽は水瓶座、月は射手座の可能性もあるのですが、
仮定の出生時間、12時で進めることにしましょう。

エレメント表をみて、ビックリ!
ハイディ・クルムさんの天体は双子座に集中、他の天体も天秤座、水瓶座にもあるので、
風のサインに10個と、風のサインが特に突出しています。
土のサインがゼロ、水も火も1個しかありません。
流行に敏感で爽やかな雰囲気がありますが、
水と土のサインがとても少ないので、ある意味、現実感がとても希薄のようです。
お人形さんみたいなエレメントだな、と思っちゃいました。
まさに、ファッションモデルになるために生まれてきたような人なのでしょう。
ハイディ・クルムさんの現実感の薄さを補うかのように、
シールさんは、土のエレメントが強いのです。水のサインも3個あります。
ハイディさんを現実につなぎとめる、グラウンディングの役割があるように思います。
下は、二人のクオリティ表です。

ハイディ・クルムさんは、ミュータブルが強い。
流行には敏感、雑誌テレビのメディアとも相性がよいはずです。
シールさんもミュータブルが強いのですが、アーチストらしくフィクスドも強いのです。
<双子座に天体が集中>
二人の相性をさらにみる前に、それぞれの出生図もみておきましょう。
下は、ハイディ・クルムさんの出生図です。(クリックすると拡大します)

天体のエネルギーをどんな風に使っているのか、
まずはディスポジター(Sole Dispositor)を見てみましょう。
ディスポジター(Sole Dispositor)は、天体の位置するサインの支配星を順に辿ります。
例えば、ハイディさんの火星は魚座にあり、魚座の支配星、海王星は射手座にあります。
射手座の支配星、木星は水瓶座に……、と辿っていくと、下のようになります。

このように天体のエネルギーが最終的に、双子座の水星に集約されます。
常にファッション雑誌の表紙を飾り、子供を産んでも体型はまったく変わらないで、
現役のスーパーモデルとして活躍する。
これぐらい天体が双子座に集中しているからこそ、
世界のトップモデルとして活躍できるのかもしれませんね。
<二人ともファッションやアートシーンの活躍に合う>
下は、シールさんの出生図です。(クリックすると拡大します)

天体のエネルギーをどんな風に使っているのか、
シールさんも、ディスポジター(Sole Dispositor)を見てみましょう。
下は、シールさんのディスポジター(Sole Dispositor)です。

このように天体のエネルギーが最終的に、水瓶座の水星と乙女座の天王星に集約されます。
そして、水瓶座の水星と乙女座の天王星はミューチュアルレセプションです。
水星と天王星の間で、エネルギーが楽々と行き来することができます。
市村正親さんも同じく、水星と天王星がミューチュアルレセプションでした。
流行の先端の水瓶座、高い技術の水星。
ミューチュアルレセプションは、舞台やミュージックシーンで活躍していくための、
ひとつの才能とも言えるでしょう。
ハイディ・クルムさん、シールさんの二人とも、
ファッションやアートシーンで活躍していくために、
ぴったりの天体配置であることがわかります。
<シナストリでは相性に大きな特徴はない>
出生図を詳しくみていきたいところですが、今回は二人の相性にさらに進みます。
出生図を重ねたシナストリ、二重円に進みます。
下は、ハイディ・クルムさんとシールさんの二重円を表にしたものです。

アスペクトを作っている天体同士で、色分けしています。
オレンジは、60度セクスタイル、ピンクは、120度トライン、
グリーンは、150度クインカンクスです。
色塗りの組合せは、意外とあまり多くありません。
ハイディ・クルムさんの火星とシールさんの金星は、60度セクスタイルです。
しかし、夫婦の相性に不可欠な、太陽と月のアスペクトが見当たりません。
シナストリでは、二人の相性にどうも大きな特徴がないようです。
”not matching”(そんなに相性がいいわけではない)と評している、
研究者のページもあるくらいです。
でも、ハリウッドでは「指折りのおしどり夫婦」と呼ばれています。
それに二人の名前でググルと、こんなシーンに沢山お目にかかります。

「おしどり夫婦」の相性の秘密はどこにあるのでしょう?
それは恋に落ちる理由、
プログレス・シナストリが相性の秘密を解き明かしてくれそうです。
というわけで、
次回は、ハイディ・クルムさんシールさんのプログレス・シナストリを、
みていく予定です。
こんばんは。
6月6日はヴィーナス・トランジットの日でしたが、こちらはあいにくのお天気。
肉眼で観察することはできませんでした。実に残念!
<金星の般若心経>
ヴィーナスと言えば、私が紹介しているこのプログレス・シナストリも、
進行の金星がカップルにどんな役割をしているか、その事例集のようなものです。
シナストリ、二重円は出生図同士の組み合わせですが、
プログレス・シナストリは、進行データを追っかけていくので、その分手間がかかります。
進行データを拾いつつエクセルに入力していく作業に没頭していると、
これは般若心経を写経しているようなものかもしれない、と思うことがあります。
マーラーの交響曲第10番は、金星の雰囲気にフィットしていると思うので、
これを聴きながら作業していると、まさに金星を題材にした般若心経だなと感じます。
進行の金星を追い続けていると、いつの日か金星が口の中に飛び込んできたりして??
それまでは金星データを拾いつづける、ヴィーナス・スナイパーな日々が続きそうです。
<結婚7年目の危機ジンクスを検証する>
さて、今回からはハリウッドカップルを取り上げていきます。
このところ、結婚7年目にして離婚してしまう、ハリウッドカップルが相次ぎました。
結婚7年目は、何かのジンクスがあるのでは?と、噂されているほどです。
7年目で離婚したカップルには、どんな天体の働きがあったのでしょう?
どんなふうに、カップルの相性が変わっていったのでしょう?
そんなケースこそ、プログレス・シナストリの本領が発揮されるところです。
プログレス・シナストリを使って、7年間の相性の変化をみていきます。
では、7年目の危機シリーズ。
その第一回目は、アツアツなシーンを何回も披露してくれた、
ハイディ・クルムさんとシールさんの相性です。
<指折りのおしどり夫婦で有名>
ハイディ・クルム(Heidi Klum)さんは、ドイツ出身のスーパーモデル。
面白半分で応募したモデルコンテストで優勝したことから、モデル活動へ。
ヴィクトリアズ・シークレットの元契約モデルとしても有名です。
シール(Seal)さんは、ロンドン出身のソウル・ミュージシャン。
シングル曲が映画『バットマン・フォーエヴァー』で使用され大ヒットに。
1995年度のグラミー賞でRecord of the Yearなど3部門を受賞しました。
二人は、2003年にニューヨークのホテルで出会い、交際が始まりました。
2005年に結婚、ハリウッドカップルの中でも指折りのおしどり夫婦として有名でした。
ところが、今年2012年1月に離婚が報道されて、ショックも世界中を駆け巡りました。
二人の出生データは、次を使っています。
ハイディ・クルムさん 1973年 6月1日12時00分(時間不明)
ベルギッシュグラッドバッハ
シールさん 1963年2月19日 12時00分(時間不明) ロンドン
<ファッションモデルになるために生まれてきた>
最初に、四区分、三区分で、二人の全般の相性を見てみましょう。
下の表は、14点法(14 point scale)を使った、二人のエレメント表です。
14点法は、トレーシー・マークスによるものです。
天体以外にアセンダント、MCも加え、全体の合計数14点で評価します。
エレメント、クオリティの特徴が、よりはっきりと出ます。
ハイディ・クルムさん、シールさん二人とも、
出生時間が不明なので、アセンダント、MCを計算に入れず、12点になります。
シールさんの太陽は魚座0度、月は山羊座1度です。
出生時間が不明なので、太陽は水瓶座、月は射手座の可能性もあるのですが、
仮定の出生時間、12時で進めることにしましょう。

エレメント表をみて、ビックリ!
ハイディ・クルムさんの天体は双子座に集中、他の天体も天秤座、水瓶座にもあるので、
風のサインに10個と、風のサインが特に突出しています。
土のサインがゼロ、水も火も1個しかありません。
流行に敏感で爽やかな雰囲気がありますが、
水と土のサインがとても少ないので、ある意味、現実感がとても希薄のようです。
お人形さんみたいなエレメントだな、と思っちゃいました。
まさに、ファッションモデルになるために生まれてきたような人なのでしょう。
ハイディ・クルムさんの現実感の薄さを補うかのように、
シールさんは、土のエレメントが強いのです。水のサインも3個あります。
ハイディさんを現実につなぎとめる、グラウンディングの役割があるように思います。
下は、二人のクオリティ表です。

ハイディ・クルムさんは、ミュータブルが強い。
流行には敏感、雑誌テレビのメディアとも相性がよいはずです。
シールさんもミュータブルが強いのですが、アーチストらしくフィクスドも強いのです。
<双子座に天体が集中>
二人の相性をさらにみる前に、それぞれの出生図もみておきましょう。
下は、ハイディ・クルムさんの出生図です。(クリックすると拡大します)

天体のエネルギーをどんな風に使っているのか、
まずはディスポジター(Sole Dispositor)を見てみましょう。
ディスポジター(Sole Dispositor)は、天体の位置するサインの支配星を順に辿ります。
例えば、ハイディさんの火星は魚座にあり、魚座の支配星、海王星は射手座にあります。
射手座の支配星、木星は水瓶座に……、と辿っていくと、下のようになります。

このように天体のエネルギーが最終的に、双子座の水星に集約されます。
常にファッション雑誌の表紙を飾り、子供を産んでも体型はまったく変わらないで、
現役のスーパーモデルとして活躍する。
これぐらい天体が双子座に集中しているからこそ、
世界のトップモデルとして活躍できるのかもしれませんね。
<二人ともファッションやアートシーンの活躍に合う>
下は、シールさんの出生図です。(クリックすると拡大します)

天体のエネルギーをどんな風に使っているのか、
シールさんも、ディスポジター(Sole Dispositor)を見てみましょう。
下は、シールさんのディスポジター(Sole Dispositor)です。

このように天体のエネルギーが最終的に、水瓶座の水星と乙女座の天王星に集約されます。
そして、水瓶座の水星と乙女座の天王星はミューチュアルレセプションです。
水星と天王星の間で、エネルギーが楽々と行き来することができます。
市村正親さんも同じく、水星と天王星がミューチュアルレセプションでした。
流行の先端の水瓶座、高い技術の水星。
ミューチュアルレセプションは、舞台やミュージックシーンで活躍していくための、
ひとつの才能とも言えるでしょう。
ハイディ・クルムさん、シールさんの二人とも、
ファッションやアートシーンで活躍していくために、
ぴったりの天体配置であることがわかります。
<シナストリでは相性に大きな特徴はない>
出生図を詳しくみていきたいところですが、今回は二人の相性にさらに進みます。
出生図を重ねたシナストリ、二重円に進みます。
下は、ハイディ・クルムさんとシールさんの二重円を表にしたものです。

アスペクトを作っている天体同士で、色分けしています。
オレンジは、60度セクスタイル、ピンクは、120度トライン、
グリーンは、150度クインカンクスです。
色塗りの組合せは、意外とあまり多くありません。
ハイディ・クルムさんの火星とシールさんの金星は、60度セクスタイルです。
しかし、夫婦の相性に不可欠な、太陽と月のアスペクトが見当たりません。
シナストリでは、二人の相性にどうも大きな特徴がないようです。
”not matching”(そんなに相性がいいわけではない)と評している、
研究者のページもあるくらいです。
でも、ハリウッドでは「指折りのおしどり夫婦」と呼ばれています。
それに二人の名前でググルと、こんなシーンに沢山お目にかかります。

「おしどり夫婦」の相性の秘密はどこにあるのでしょう?
それは恋に落ちる理由、
プログレス・シナストリが相性の秘密を解き明かしてくれそうです。
というわけで、
次回は、ハイディ・クルムさんシールさんのプログレス・シナストリを、
みていく予定です。